堺市でトタン屋根の錆び・穴あきを自分で直せる?費用・道具・応急処置

堺市でトタン屋根の錆び・穴あきを自分で直せる?費用・道具・応急処置

【まずは結論】

  • 堺市でトタン屋根が錆びて穴あきになった場合、軽度の補修なら数千円〜数万円で自分でも対応可能
  • ただし、高所作業や下地の腐食を伴う場合はDIYでは危険で、業者依頼で10万円以上になることも
  • 応急処置は「錆び取り → 穴補修 → 防水塗装」が基本

「堺市でトタン屋根のサビや小さな穴を見つけたけれど、業者に頼む前に自分で直せないかな?」

――そんなふうに感じている方は多いのではないでしょうか。潮風が強く湿気も多い堺市では、トタン屋根の劣化が全国平均より早く進行します。

この記事では、自分でできる補修方法と必要な道具、応急処置の手順、そしてプロに依頼すべき判断基準をわかりやすく解説します!

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目次

自分でできるトタン屋根の補修と必要な道具

使用する主な道具・材料

  • ワイヤーブラシ・紙やすり(サビ落とし用)
  • 金属用パテまたはシーリング剤
  • 補修用アルミテープまたは防水補修シート
  • コーキングガン
  • 防錆塗料(サビ止め+上塗り)
  • 手袋・ゴーグル・滑り止め靴

DIY補修の手順

  • サビ落とし・下地処理:ワイヤーブラシややすりで錆をしっかり除去。
  • 穴埋め補修:金属パテや補修シートで穴を塞ぐ。
  • コーキング処理:隙間や釘穴をシーリング剤で充填。
  • 防錆塗装:錆止め塗料を塗り、上塗りで防水性を高める。
  • 乾燥・点検:塗料が完全に乾いたら、水をかけて漏れがないか確認。

DIY費用の目安

作業内容目安費用
サビ落とし+補修シート約3,000〜8,000円
パテ+防水塗装約5,000〜15,000円
屋根全面塗装(自分で施工)約20,000〜50,000円

DIYでできる範囲と注意点

自分で直せるケース

  • 1階部分で脚立から届く範囲
  • サビが浅く、穴が直径1〜2cm以下
  • 雨漏りがまだ発生していない

DIYでは危険なケース

  • 2階以上、急勾配の屋根
  • サビが広範囲、板金が浮いている
  • 雨漏りがすでに天井に達している
  • 下地が腐っている(踏むと軋む)

高所での作業は転落リスクがあり、また補修の甘さから再発するケースも多いため、無理は禁物です。


応急処置としてできること

小さい穴や継ぎ目には防水テープやシーリング剤を充填

直径1〜2cm程度の小さな穴や継ぎ目には、防水テープやシーリング剤をしっかり充填します。水の侵入を防ぎ、応急的に内部への浸水を抑えることができます。

大きな穴はアルミ補修シートを貼る

広めの穴や錆び落ちした部分は、アルミ製の補修シートを重ね貼りして補強します。重ね幅は最低でも2〜3cmを確保し、端部をコーキング剤で密閉するのがポイントです。

雨漏りしている場合はブルーシートで仮養生

雨漏りがすでに発生している場合は、屋根全体をブルーシートで覆いましょう。風でめくれないようにロープや重石でしっかり固定します。

応急処置後はできるだけ早く専門業者に点検を依頼

応急処置はあくまで一時的な対策です。錆びや腐食が進行している場合、短期間で再発することもあります。できるだけ早く専門業者に点検を依頼し、恒久的な修繕計画を立てましょう。


堺市での業者依頼時の費用目安

工事内容費用相場(税込)
軽度のサビ補修・部分パテ処理約2〜5万円
サビ落とし+再塗装約8〜15万円
板金差し替え・一部交換約10〜25万円
屋根カバー工法(ガルバリウム重ね葺き)約60〜150万円
屋根葺き替え(全面交換)約100〜200万円

堺市では沿岸部の塩害や台風被害が多く、再発を防ぐためガルバリウム鋼板など耐久性の高い屋根材へのリフォームを選ぶ方も増えています。

塩害エリアでは耐久性重視の素材選びを

堺市の沿岸部(堺区・西区・南区)は潮風の影響で金属屋根の劣化が早く進みます。再発を防ぐには、ガルバリウム鋼板やSGL鋼板など耐塩性の高い素材を選ぶのがポイントです。

足場費用や諸経費も見積もりで確認

屋根修理では足場代が全体費用の2〜3割を占めることもあります。「足場費用込み」か「別途」かで総額が変わるため、見積書の内訳に足場・諸経費が含まれているかを必ず確認しましょう。


よくある質問(FAQ)

Q1. トタン屋根の寿命はどれくらい?

A. 約20〜30年が目安です。塗装や防錆メンテナンスを適切に行えばさらに延命可能です。

Q2. 錆びた部分をそのまま塗っても大丈夫?

A. 錆を落とさずに塗装すると再発します。必ず下地処理をしてから塗装してください。

Q3. 穴が小さくても雨漏りしますか?

A. 直径1cm程度でも雨の吹き込みで内部腐食が進むため、早めの補修が必要です。

Q4. 自分で上に登るのは危険ですか?

A. 2階以上の屋根は非常に危険です。転落事故が多く、業者依頼を強くおすすめします。

Q5. 応急処置で使うブルーシートはどんなサイズがいい?

A. 屋根面より1〜2mほど大きめを選び、風でめくれないように固定しましょう。

Q6. DIY後どれくらいもつ?

A. 応急処置なら1〜3ヶ月、本格的なDIY塗装で1〜2年ほどが目安です。

Q7. 補修のタイミングはいつがいい?

A. 雨の少ない春または秋がベストです。湿度が低く塗料が乾きやすい時期が理想です。

Q8. トタン屋根の塗料は何を選べばいい?

A. ウレタン系やシリコン系の防錆塗料がおすすめです。長期的にはフッ素塗料も有効です。

Q9. サビ止めだけ塗るのは効果ある?

A. 一時的には有効ですが、上塗りをしないと紫外線で効果が落ちます。必ず仕上げ塗装を。

Q10. 堺市で見積もりを頼むならどこがいい?

A. 地元業者で施工実績のある会社を選びましょう。堺市での金属屋根施工に詳しい専門業者が安心です。


まとめ

堺市では潮風と湿気により、トタン屋根の錆び・穴あきトラブルが全国平均より早く発生しやすい地域です。

軽度のサビは自分で補修できますが、安全と耐久性を優先するなら専門業者への相談が最適解です。

屋根点検や無料見積もりを活用して、早めに家を守る行動をとりましょう。

専門家コメント|株式会社マックスリフォーム 代表取締役 杉本 匡志

杉本匡志

トタン屋根のサビは“最初の赤茶色の斑点”の段階で対処できれば、費用は最小限で済みます。

堺市は海風の影響で劣化が早いため、塗装や補修を先延ばしにすると屋根全体の交換が必要になることもあります。

DIY補修はあくまで応急処置として考え、長持ちさせたい場合は早めの専門診断をおすすめします。

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